『ライフ』とか言う意識が低い映画
『ライフ』という映画を見た。
去年の夏ごろ劇場に見に行って、先週レンタルでも見た。
内容はよくあるエイリアン物で、火星から見つかった微生物が急成長して
国際宇宙ステーションの宇宙飛行士たちを殺しまくる、みたいな感じ。
劇場で見たときは「スゲーB級映画だったな~」くらいの感想だったんだけど、
例の神映画『インターステラー』を見た後だと、意識の低さより際立つ。
『インターステラー』の何が凄いって、ブラックホールとか4次元空間を映像化してるところ。
そんなん誰かが見たことあるか??なんで映画にできるの??
4次元空間と言えばドラえもんの引き出しの中しか思いつかないけど、
あれを実写で説得力のある映像にすることがもう凄いことだよ。
あと専門用語がガンガン出てきて、それを理解してないとどういう理由でその結末になるのか理解ができないところも凄い。
相対性理論の理解も当たり前のように求めてくるから、正直難しい映画だった。
「事象の地平線」とか「ブラックホールの特異点」とか何を言ってるんだ????って感じ。今でも単語の意味はよく分からない。
でもそういう専門的なセリフは理解できなくても、ストーリー展開は理解できて滅茶苦茶熱いし感動するから、評価の高い映画なんだと思う。
普通に泣いたからね俺も。
それに比べて『ライフ』は…
何もかもしょーーーもなさすぎる
エイリアンが追ってきて、間一髪ドアが閉まってエイリアンが激突、とか
ずっとエイリアンの世話をしてた生物学者がエイリアンを庇う、とか
やっとエイリアンを隔離したその部屋に救助船がドッキングする、とか
どっかで見たよーなシーンが出まくり。
エイリアンのデザインもさ、最初はアメーバみたいなんだけど成長すると触手が生えてきたり、三角形の顔ができてくるわけ。
色も半透明だからさ、思いっきりイカ星人なのよ。
イカだぜイカ。
火星から来たイカ星人と戦う映画って、本当に2017年の映画か???
あとこの映画の結末は、意識が低いなんてもんじゃないから逆に一見の価値あり。
B級映画が好きな人なら、映画レビューサイトでニコニコ顔で☆5個つけるよ。
『ライフ』は『インターステラー』と違って何にも考えずに見れるのがいいね。
1800円出す価値はないけど、テレビでやってたら絶対見た方がいい。そんな映画。
俺は☆5個。