アイアンマン 感想 (ネタバレあり)

アイアンマンを今更見た。

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他のMCU作品は全く見たことがないので、エンドゲーム公開を機に

MCU教に入信しようと思う。

絶対公開中に間に合わないけど全作見て感想も書くつもりです。

 

というわけで、アイアンマン(2008)の感想を書いていく。

 

まず前知識として

スタークは社長である。

スタークは発明家でもある。

ということしか知らなかったからなんでヒーローになるのか興味があった。

やっぱりアメコミ映画の1作目ではそこが1番描きたいところだと思うのよ。

しかも社長ともなるとヒーローの責任以外にも会社との折り合いをつけないといけないからそこも気になる。

 

・映画が始まると、スタークが会社の何かの式をすっぽかしてギャンブルしてたり

取材に来た記者と出会って5分でセックスしたりやりたい放題。

雑誌の表紙モデルと毎月寝たこともあるらしい。 めっちゃ自由人。

 

・そんな遊び人のスタークだけど、自社製品で世界を平和にするという信念がある。

スタークの会社は兵器や武器を開発・生産する軍事企業なのだ。

 

アフガニスタンで最新ミサイル兵器「ジェリコ」をプレゼンした後ゲリラに襲撃される。一緒に移動してた米軍兵は全員殺されて、スタークも重傷を負う。しかもそのゲリラは皆スターク社の武器を使っていた。

スタークの技術力に眼をつけたゲリラに「道具や材料は用意するからジェリコをここで作れ」と命令される。ゲリラの基地は洞窟で設備も何もない。いくら何でもむちゃくちゃだと思うが、断れば殺されるから渋々了承するスターク。

 

・同じく捕まっているインセン博士と協力して作業を始めるが、馬鹿正直にジェリコを作っても結局殺されるだけ。しかしスタークにはなにか策があるらしい。

その作戦とは・・・

 

ジェリコを作るふりをしてパワードスーツを作って脱出するというものだった。

凄すぎるぜスターク。でも絶対バレるだろ。

 

・なんとか完成させたスーツで基地を脱出してアメリカへ戻り、速攻で記者会見を開くスターク。自社製品がゲリラに使われ、殺されかけたこともあり心を入れ替えて軍事産業から撤退することを宣言する。

 

・更にゲリラに自社製品(ジェリコ等)が自分の許可無く出荷されてることを知ったスタークはパワードスーツを改良して自分の手でゲリラを壊滅させ、兵器を破壊しに行く。

 

長々と書いたけどこれがアイアンマン誕生の経緯である。

要するに自社製品が平和のためでなく戦争を助長する形で使われていたから

それを自らの手で正したい、罪滅ぼししたいということだ。

 

この理由だとスターク社とは関係ないヴィランが出てきても戦う理由がないし、

会社としてもスーツを他に売る気が無いんだからスタークの自己満足にしかならない。

アイアンマン2,3以降にアメリカを守るヒーローとして完成していくのかなと思う。

 

それか、この自分勝手な性格のまま自分が過去に作った敵とだけ戦っていく感じなのかもしれない。かなり仕事で恨まれてそうだからその方が面白そう。

実際この映画のヴィランはスターク社の副社長で、営業方針の違いからスタークを消そうとする。利益を重要視した副社長がゲリラに兵器を勝手に売っていて、最初のゲリラ襲撃も実は副社長が暗殺依頼していた。

最後にアベンジャーズに勧誘されてたけどスタークは見栄だけでヒーローを名乗っただけで絶対入ろうとしないよな。ああいう組合とかめんどくさがりそう。

 

 

あげるとキリが無いくらい好きなシーンは多かった。おかしいと思ったのはゲリラに

スーツ作りがバレたとこくらい。

明らかにミサイルとは関係ない部品作ってるのに見逃してくれる理由が分からなかった。ジェリコが欲しいにしても今作ってるスーツを壊すぐらいしろよ。

 

 

1番面白かったシーンは初めてスーツで飛行して、屋上に着陸するときに

重すぎて地下の作業場まで貫通して落ちるところ。

最終決戦の時もその穴から出発してて笑ってしまった。

 車とピアノもぶっ壊しててそれに伏線が張ってあるのが細かくて良い。

これに限らず伏線回収がたくさんあるのも良かった。

作業場のロボットアームが最後に活躍するところとかね。

 

 

 

ついにMCUという大きな世界に足を踏み入れてしまった。

正直スパイダーマンと同じくらいはまってしまったかもしれない。

 

この自分勝手な社長がアベンジャーズでどう他のヒーローと絡んでいくのか楽しみで仕方ない。

2,3もアベンジャーズもすぐに見たいくらいだけど、次に見るのは

「インクレディブルハルク」です。アマゾンプライムで見ます。以上!